川 越 気 分

Kawagoe_Kibun

風鈴 荻野銅鐡店

仲町交差点からすぐの所に銅製の仏像がずらりと展示され、店舗入口に数えきれないほどの風鈴がぶらさがったお店があります。あまりにも風鈴の音色が素晴らしいので立ち止まってしまいました。店頭に立っていた荻野銅鐡店の奥さんが南部鉄風だと教えてくれました

店舗の奥まで風鈴だらけです。

建物も明治26年の川越大火の後に建てられた歴史あるもので、写真奥に写っているのは電話室です。代々鍛冶町の名主を務めた北野氏の旧宅だそうです

公衆電話は主要な場所・店などに設置され電話ボックスではなく電話室と呼ばれていました

奥さんおすすめの青い風鈴を購入してみました(750円を700円にしてくれました)女性に人気だそうです

帰宅後ふと風鈴はネット販売されているのか?と思い検索してみると同じ風鈴も販売されていました!

「南部鉄 風鈴 波紋(空色)」という名称で577円!(送料が別途必要です)、やはり人気商品らしく38件ものレビューが投稿されています、風鈴一つに!

創業百余年、実用品から美術品まで、ほんとうに多くの鉄・銅製品がところせましと並んでいます

「先代から譲り受けただけ」と奥さん、とぼけた感じの人で楽しい時間でした

最初に私が選んだ風鈴は音色が高すぎ、すぐに耳障りになるからとのことで「南部鉄 風鈴 波紋(空色)」をすすめてくれました


川越のあちこちで見かける七福神も鉄製だと趣が違います

荻野銅鐡店(おぎのどうてつてん)

川越市幸町1-1
049-222-0131
営業10:00-18:00

ネット通販まんまる堂さんのHPにあった文言をそのまま記述します

日本人の繊細な感性が生んだ夏の風物詩、
古き良き時代の息づかいを伝える
南部鉄器の音の調べが、涼風を誘います。

風鈴の音には 、小川のせせらぎや小鳥のさえずりなど
自然界にある癒しの音と同じ高周波音が含まれており、
脳内のストレスを抑制したり、思考・運動能力を活性化
させるホルモンの分泌を盛んにする働きがあります。



日本語は世界でも特異な言語で、それを母国語として育った人は、聴覚において脳の使い方が違うという話をベジタリアンの友人から聴いたことがあります。風鈴の音や小川のせせらぎを西洋人は単なる音としてしか捉えられないとのこと。日本人は左脳で受けとめ、西洋人は右脳で聞くらしいのです。つまり風鈴による癒しは日本人だけの楽しみなのです(笑)