川越 見立寺
連雀町商店街を一番街方向へ200mほどで仲町交差点があります。小江戸川越で最も観光客の多い、一番街、通称蔵造りの町がそこから始まります。今回はその交差点を左折して裏通りから見立寺に向かいました。
仲町交差点にある人気店「まめや」です。店頭に必ず試食スタッフが立っていて、店内でもほとんどの商品の試食が用意されています。この先が賑やかな蔵造りの町並ですが、交通量も多いのです。
仲町交差点を左折してすぐのところに看板があります。この裏通りは石畳風の路地になっていて気持ちがよいのです。途中、老舗醤油店のカフェ、ギャラリーなどもあり、直進すると菓子屋横丁です。今回は菓子屋横丁を横切り高澤通りから行きました
見立寺の入口です。山門はありませんが、少し坂になっていて、この空間は何故かほっとするような懐かしい雰囲気がありました
坂を上り切りったところに「旅立ちの法然さま」と刻まれた小さな像があります
本堂です。本堂に隣接して墓所がある小さなお寺ですが、とても静かな心地よいところでした
本堂のすぐ横に布袋様が祀られています。布袋様は我が国でも馴染みが深く、弥勒さまの生まれ変わりとも言われています。
見立寺
川越市元町2-9-11
TEL 049(222)3321
JR埼京線・東武東上線川越駅東口より神明町車庫行バスにて札の辻下車、徒歩五分
永禄1年(1558)後北条氏の川越城将政繁は、城下に一寺を建立して建立寺と名づけ、のち見立寺と改めました。存貞和尚は、永禄6年増上寺10世となり、永禄9年見立寺に再住し、そして先に政繁の母が平方村に造営した蓮馨寺を、川越に移して両寺を兼帯しました。見立寺は文政11年(1828)3月25日、石原火事により類焼、さらに天保11年(1840)4月8日に焼失しています。現本堂は、明治14年(1881)に建立されたものです。その他寺院には、板碑(青石塔婆)二基、徳本上人名号碑、松平(松井)周防守家の阿弥陀如来坐像並藩主位牌などが現存しています。