川 越 気 分

Kawagoe_Kibun

川越祭り2011

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2011.10.15(金)



明日から川越まつりです。川越市内はいたるところに紅白幕が張られて、搬入や山車の準備で活気に満ちています(線路反対側の西口は日ごろと変わりませんが)

川越祭りは1651年が起源とされ、正式には「川越氷川祭り」、縁結びで知られる川越氷川神社の礼祭です。本日11時、氷川神社例大祭が無事終わったようです

川越祭りは360年の伝統と「江戸の天下祭りをそのまま写した」といわれることから国の重要無形民俗文化財に指定されています。その魅力はやはり「山車」につきます。29台あると言われる中、今年は15台が参加するとのことです。
その日程は以下のようになっています

1)曳っかわせ(ひっかわせ)=交差点などで山車同士が祭囃子(まつりばや し)を競演する
15日(土)19:00〜21:00
16日(日)18:30〜21:00
2)山車巡行=市役所本舎前を十台の山車が巡行
16日(日)13:30〜14:30

最終日18:30過ぎから中央通り・一番街通りを中心に複数台の山車による曳っかわせで、大きな声援の中、川越祭りは最高潮に達します

主な舞台は西武本川越駅から市役所間になります。ゆっくりと山車の魅力を味わうのであれば昼ですが、大混雑する夕刻以降が盛り上がりのピークとなることは言うまでもありません。昨年は2日間で80万人の人出といわれるだけに、覚悟が必要ですが、大混雑も祭りの一部かも知れません(この数値については色々な意見があります、10年前は40万人と記録されていました)




2011.10.15(土)


天候が心配ですが、JR川越駅交差点・クレアモール入り口付近で脇田町・家康の山車が展示されていました。山車ごとにポジションが決まっているのですが、JR川越駅付近は脇田町の山車のみになります。もちろん西口にはありません

その山車のすぐ近くで少女がVサインしてくれました、川越まつりは山車と手子舞姿の女の子も魅力です

2011.10.16(日)


16日は午前7時から仕事をしていて、JR川越駅に戻ったのが18時でした。とても疲れていたので、そのまま帰宅しようかと思ったのですが一年に一度なので疲れないよう人ごみを避けるように散策してみました。家族や友人と参加する祭りも楽しいですが、好き勝手に動けるので一人祭りも良いものです

今回、夜の川越祭りで最も楽しい気分にさせてくれたのは、一番街通りの店舗が18時を過ぎても開いていることでした。並ぶ屋台と相まって楽しさを倍増させているのです、何故か北海道アイヌコタンを夜遅くまで歩き回った時の楽しさを思い出しました。祭りが色々なことをオープンにしてくれているのだと思います

裏道の八幡通りで蔵造りの町並みを目指し途中でお好み焼き400円をいただきました。クレアモールと違いちょどよいストレスのない人込みでした。その途中、1周年記念の蔵里をのぞくと焼きそばが200円!それには行列ができていたので弓削多醤油さんの焼きだんごをひとつ(値引きで80円)、おみやげに「おなめ」270円を購入。松江町交差点から車通行止めなのですが、県道川越線もほとんど車が走っていません。本当に祭りがやっているのかと感じるくらい静かでした


松江町交差点にある川越では人気のケーキ店Potagerも店頭販売をしていたのですが、店内派手過ぎ!佐久間旅館を通過した先に2台の山車と出会いました。その西小仙波町の山車と一緒に市役所方面へ


市役所交差点にあるそば百丈、カップルのみが静かに蕎麦を味わっていました。本当に静かです。交差点を左折すると元町一丁目の会所、そこに西仙波町の山車が車体を回転させて、儀式が始まります。その隣にある喫茶たまのをも営業してました


そして蔵の町並みの始点である札の辻交差点、左折し仲町交差点までの約400mが蔵造りの町並みです。山車も来てさずがに込み合っていたので、そのまま直進して菓子屋横丁へ、一番奥の松陸製菓のみ明かりがついていました。途中、稲葉屋でむららき芋まんじゅう100円を購入、この周辺はのんびりムードです


菓子屋横丁の浜ちゃんも営業していて芋スティック100円を購入。食べながらから一番街通りへ。無料休憩所「陽気遊山」」 の竹やぶが不気味なほど静かな夜を演出してくれます


一番街では曳っかわせを楽しみましたが、「陶舗やまわ」も営業していて、まるで美術館にいるようでした。併設されている陶路子(とろっこ)はちょうど終わったところですが、本当に素敵な店です。店を出ると山車とライトアップされた埼玉りそな銀行のシルエットが目に飛び込んできました。


この通りの店舗は2階建てが多く、その2階でくつろぎながら見物している人が多いのに気がつきました。ここで「くらづくり」名物芋しるこ100円。


りそな銀行の向かいにある「手づくり箸工房遊善」が目に留まりました。7月に移転して再オープンしたのですが、初めて店内に入り品揃えの多さに驚いたしだいです。そして店舗の横に階段があり、その前にともてフレンドリーな二人の女性が。同じ建物の2階に7月オープンした「川越体験工房」のオーナーさんとたぶん娘さんです。「珈琲もあるのでどうぞ」とのことで、素直に上がってみると窓から最高の光景を味わることができたのです。桟敷席の気分です。店舗も素敵で併設されているカフェで珈琲350円をいただきました。2階にいた店長さんもフレンドリーで本当に楽しい時間を過ごさせてもらいました。ところがここでデジカメの電源が切れ、よりによって携帯もすぐに使えなくなり、撮影はここで終了となってしまいました。「川越体験工房」は後日、ブログアップしたい気持ちです小江戸たのし処☆川越体験工房☆
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川越体験工房から携帯で撮影した写真
18時から21時まで、わずか3時間の散策でした。来年こそは十分に時間を掛けて川越祭りを味わいたいと思います、今年とは違った形で!

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川越祭り2011山車(動画)



川越の祭り囃子(まつりばやし)は大太鼓、二人の小太鼓、鉦(かね)、笛の五人一組で、これに舞い手(天狐・おかめ・ひょっとこ等)が加わります。曲目には流派があり、笛がリードをとりながら、十数曲を微妙な吹き方により変えているそうです

何故か白髪の天狐(てんこ)には不思議な魅力を感じます。祭りで繰り広げられる天狐の舞は、川越市の伝統芸能の一つです。狐が1000年生きると天狐となり、千里の先の事を見通すことができる神獣となるそうです

川越の山車の特徴と言われている廻り舞台を利用しての会所へのあいさつ。会所とは町内単位で祭りを運営する人が集まる所で、奥には神座があり神聖なところでもあります

札の辻交差点を大きく廻る山車は迫力がありました。札の辻から仲町交差点へ、さらに連雀町交差点、本川越駅方面へと続くのですが、仲町交差点から先に行こうとすると警察官に制止されました、その先は身動きができないくらいの人込みです。じっくり観るなら本川越から離れた札の辻がおすすめです

一番街商店街、3台の山車による曳っかわせ。蔵造りの町並みを背景とした夜の「曳っかわせ」は美しく見ごたえがあります。また2階で営業する店舗もわりとすいていているので「高みの見物」も可能です