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川 越 気 分

Kawagoe_Kibun

接客

川越市内の某店で、文具を購入しようと陳列棚を前にして迷っていると女性の声が聞こえてきた「昨日は予算達成です。本日の目標は260万・・・」 陳列棚上の天井部分が吹き抜けになっているので、バックヤードの声が筒抜けなのである

その声は、とてもシビアで重い響きである。この店舗は全国チェーンであり接客レベルは非常に高い。その女性マネージャーもレジに立てば、別人のように心地よい満面の笑みで対応してくれると思う。

同じ建物の1階カフェにある経済雑誌の中に、イギリスと日本の接客の違いに関する記述を見かけた。イギリスの接客対応に呆れた著者が、日本の接客例をイギリス人に話すと「異常である」と目を丸くして逆に呆れられたという。

「おもてなし」とか言って、ますます過剰になる我が国の接客。レベルが上がれは要求も上がるのが自然の理、クレームも増えているらしい。

売手が接客に重きを置くのは当然だとしても、買手の立場では、その善し悪しを気にするのはやめようと思う。接客そのものは、目に見えてるだけの一時の態度であって、本質とは違う(よく見れば人間性も出るが)

個人的にはさりげない自然体の接客が好みである。

こんな価値観の私が、この店舗のレジに入ったなら、吹き抜けから重たい叱咤の声が響くに違いない。考えただけで、ゾッとする

※日販260万とは、驚いた。坪単価は、相当なものだ。この売上に接客が貢献しているのも事実である