川 越 気 分

Kawagoe_Kibun

住みやすい地域づくりに関する調査で川越市が全国1位

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2020年1月21日、「市版SDGs調査」において“SDGs指数”が最も高い都市は埼玉県川越市であることがブランド総合研究所より発表されました。
川越駅周辺に置かれるフリーペーパーや、WEB上で見かける「ブランド調査」に強い意図を感じている小生、今回のニュースにも疑問を感じてしまいます。

【調査概要】
・全国の政令指定都市中核市・県庁所在地の83市
・総合順位~1位:川越市(埼玉県) 2位:金沢市(石川県)3位:西宮市(兵庫県
・インターネットで実施し、各市に住む1万3753人から回答を得た。
・質問は、市民が感じている悩みと社会の課題、計100項目に基本6項目をプラス
・上記回答結果を分析、「幸福度」「満足度」「愛着度」「定住意欲度」の4つの指標でそれぞれ数値化。この4つの指標の平均値が“SDGs指数”。

川越市の評価】
・幸福度1位・満足度4位・愛着度10位、定住意欲度13位

【用語:WIKIより抜粋】
SDGs指数とは
 SDGsエスディージーズ〉)は、持続可能な開発のための17のグローバル目標と169のターゲット(達成基準)からなる国連の開発目標である。
・市版SDGs調査とは
ブランド総合研究所が地球規模の指標であるSDGs指数を住民視点に置き換え、「地域の持続性」という視点で数値化したのが「市版SDGs調査2020」
・ブランド総合研究所とは
 東京都港区虎ノ門に本社を置く民間調査会社。日経BP出身の田中章雄によって2005年に設立された。日本の都道府県および市区町村のイメージについて、全国およそ3万人へのアンケート調査を実施している。結果は毎年秋に「都道府県魅力度ランキング」および「市区町村魅力度ランキング」として発表される。「自治体の通信簿」との異名を持ち、次年度以降の計画や予算編成の参考とする自治体も多い

【まとめ・感想】
・サンプルが少なすぎ(アンケートは1都市130人程度、相変わらず誰に聞いたのかと言いたくなる)、アンケート項目が多すぎて、おのずと回答者が限定されてしまう。
川越市が幸福度1位とは、アンケート方法に問題あり。
・この手の調査は、イメージを損なうことも多く、我々埼玉県人は犠牲者でもある(余談だが国発表の新国民生活指標は、評価が芳しくなかった埼玉県からの抗議を受け、1999年に廃止になったことがWIKIに記載されていた)最近では茨城県が話題になることが多い。
川越市民は川越に愛着があり埼玉県民とは言わず、川越市民と言うことが多いという記事を見たことがある。人間は比較する生き物、評価の低い県にあるだけに、おのずと自己評価が高くなったに違いない。逆に埼玉県は、東京都の真上に位置しており、これが低評価の第一原因である(常に東京と比較されてしまう、島根・佐賀、今話題の滋賀などが東京と比較されることは少ない)

今回は、このへんでブログ終了とします。

「市版SDGs調査」同様に中途半端な調査となったことをお詫びします