第4回ウエスタ川越矯正展(きょうせいてん)
ウエスタ川越矯正展
矯正展とは
受刑者らが刑務所などで作製した製品を展示・販売する催しで、日本各地で開催され人気になっています。毎年秋に開催されている東京拘置所矯正展には、1万2千人もの入場があるとのこと。
ウエスタ川越矯正展は、東京矯正管区・川越少年刑務所等が主催しています。
数か月前から川越駅にカラーチラシが置かれていて、その内容が実に盛だくさん!
もちろんメインは展示販売ながら、特設ステージではライブ・マジック・ヒーローショー・ご当地キャラクターなど12の団体が出演、またグルメコーナーにも13もの出店があります。
さいたあマンなるご当地ヒーローの存在をこのチラシで初めて知りました。その他サイセイバー・武蔵・かわじマンに、10あまりのご当地キャラもいるので小さなお子さんのいる家族は、特に楽しめるのではないかと思います。
ウエスタ川越のあたりには1969年まで川越少年刑務所があった場所、これも何かの縁かも知れません。
開催日時
ウエスタ川越矯正展(刑務所作業製品展示即売会)
2018年9月15日(土)10:00~16:30
16日(日)10:00~16:00
主催:東京矯正管区、川越少年刑務所、公益財団法人矯正協会事業部、東京矯正管区管内刑事施設
2018年9月15日(土)情報
9月15日午前9時50分訪問時の情報です
会場
ウエスタ川越は川越駅西口から徒歩3分、雨天でもストレスなしに行けます。わりと本降りの中でも展示会場開門前から賑わっていました。
開門前
ウエスタ1階多目的ホールが商品展示会場、10時開門の5分前で約100人ほどの待ち行列。先着200名に粗品プレゼント(お試し用ブルースティック~汚れ落とし)、10時10分に会場入りしてもらえました。
展示会場
全国の刑務所ごとにブースが設定されています。木工・布・革製品が中心ながらソファー・テーブルなど大型商品もあり驚きました。写真のソファーは3万円台、手触りもよくお得感があります。
刑務所作業製品のしっかりとしたカタログがあり、キャビック(CAPIC)というブランド名でホームページもあることを知りました。
多目的ホールに出展しているのは以下
横浜・横須賀・黒羽・市原・栃木・水戸・前橋・甲府刑務所(これに二つの商店)
先着200名にプレゼントされた商品は、横須賀刑務所で生産しているブルースティック、刑務所ごとに特徴があります。
広場
広場には8か所の刑務所作業製品が展示されています(松本・新潟・千葉・長野・府中・静岡・川越少年刑務所)。ただ広場のメインはにぎわいマルシェ(川越市内の農産品・特産品販売PR)という感じです。雨が強かったので、午後から賑わうのではないでしょうか、銀座コージーコーナー鶴ヶ島店アウトレットがよく売れていました(10種類くらのギフト系、焼き菓子系商品すべて72%引き)
にぎわいマルシェの企画
スタンプラリー
わたあめ無料配布
ポップコーン無料配布
ヒーロー・マスコット
会場内外いたるところにマスコットとヒーローがいます。初めてコバトンと会いました。
9月16日(日)ヒーロー・マスコットショーは以下のようなタイムスケジュール
・彩光戦士サイセイバー 10:30~11:00
・坂東武人武蔵 13:00~13:30
・ヒーローとじゃんけん 13:40~14:10
・ご当地キャラ 14:20~14:30
※その他ダンス・ゴスペル等のショーもあり
その他
2018年9月16日(日)
前日と違い暑すぎず好天、会場もほどよく賑わっています。ヒーローショーも大盛況で想像以上に盛り上がっていました。
刑務作業について
法務省刑務作業の目的を閲覧すると、以下のように記載されています
「受刑者に規則正しい勤労生活を送らせることにより,その心身の健康を維持し,勤労意欲を養成し,共同生活における自己の役割・責任を自覚させ助長するとともに,職業的知識及び技能を付与することにより,円滑な社会復帰を促進することを目的としています」
現在芸能ニュースを賑わしている事件の核心も「いかに更生するか」です。平成28年3月末日現在、全国77の刑事施設において実施され、約4万8千人が就業しているとのことです。その製品一つ一つには、さまざまな思いが詰まっているだと思います。
展示場に掲示されていた少年刑務所受刑者の短歌を記載させていただきます。
・伝えたい今だに言えぬありがとう 気恥ずかしさも自分の弱さ
・雨上がり心も空も広くなり 水たまりには揺れるひまわり
矯正展予定
第7回東京拘置所矯正展が9月29日(土)に予定されています