川越の桜づつみ
川越市内を流れる河川の延長は荒川・入間川・新河岸川を中心に74kmにも及びます。水辺環境を創出する空間として桜堤(さくらづつみ)が施されていて、広報川越にて7か所の「桜づつみ」が紹介されていました。もうすぐ花見の季節、埼玉県の開花予想は3月30日となっています
川越市内の桜づつみ
7か所の中では個人的に「古市場地内」がよい感じがするので紹介します。ここの桜つづみは1000mと割合に長く、川沿いに連光寺があることもあり雰囲気がとてもよいのです。また徒歩圏内に川越はつかり温泉があるのも魅力です。国道254号渋井交差点を入った所で城北埼玉高校裏に位置します。
桜の木の多くは市民の手により植樹されているそうです。桜道から川までは平均4mほどあり、これが堤防の役割をしています
桜づつみとは、堤防の市街地側に土を盛り、桜を植樹したものです。堤防を強化するとともに、良好な水辺空間の形成ができます
ここを流れるのは新河岸川
桜づつみのちょうど中間に蓮光寺があります。広々とした感じで散策するのに最適な場所です
蓮光寺は長禄2年(1458)に創建されたと伝えられる曹洞宗の寺院です。新河岸川からみると側面に朱色の門があり、これが総門です。江戸時代後期に造立され繰り型彫刻などが特徴的で見応えがあります(川越市の有形文化財)
総門を入ると左側に本堂がみえ、鐘楼門まで続く空間にも心地よい空気が流れています。
鐘楼門の左右には二天王尊が安置されていて、時代を感じます。境内にはカエデの木が多くあり、紅葉の隠れた名所となっているそうです
川越市渋井248
境内は広く12体のお地蔵様(干支が表現されています)、お掃除している小僧像などもありなごみます